広がるマスメディアの世界 2
試練のなかから、ポール・ニューマンやスティーブ・マックイーン、リー・マービンといった一癖も2癖もある性格俳優が生まれ、銀幕でも活躍するようになったのです。
このようなテレビドラマにいわゆる連続ドラマが登場してくると、いよいよその制作は困難の度を加えることになりました。
1シーズン2ないし12の連続ドラマを制作すると、どうしても450本ぐらいの台本が必要となってきます。
これに対し、1955年にハリウッドで制作された映画は、250本にすぎませんでした。
これらの映画は広くて完備された撮影所で、熟練したスタッフと有名なスターによって制作されました。
しかし、1951年に前述の人気番組『アイ・ラブ・ルーシー』が登場してくると、新機軸が生まれました。
劇場での生放送を3本のフィルムに撮り、これを編集して1本のテレビ映画にするという方式で、他の連続ドラマにもこれが使われるようになりました。
ちなみにビデオテープが開発されたのは、1950年代のなかばすぎでした。